とある日常シリーズ
□とある音楽家×引き気味ボノレノフ
1ページ/1ページ
とある音楽家×引き気味ボノレノフ
「もう一回!」
「……もういいだろう…。」
「そ、そんな事言わずに!あぁ!なんて素晴らしいんでしょう!体から音楽を奏でられるなんて素敵…!」
「そうだな…。」
「だって体を動かすだけで音楽が自分を包むんですよ!?私そんな体でしたらいつ死んでも幸せです!あ、でも死ぬなら高い所から落ちて死にたいですね。だってその時にどんな音楽を奏でるか知りたいじゃないですか!!」
「そんなのは嫌に決まっているだろう。俺の魂には響かない。」
「魂…!素晴らしいです…!音楽を肌ではなく魂で感じる精神…!私感激致しました!本当にボノレノフさんと居ますと、様々な曲が思い付きます!でもやはりボノレノフさんに敵いませんね!」
「そうか…。」
「ボノレノフさんがうらやましい…!あ、私もいっその事、体に穴を空けてしまえばいいんでしょうか?そしたら私の周りにも沢山の音、そして音楽が…!」
「…やめた方がいい。」
「大丈夫です!大量出血でも死ぬ程の拷問にも近いものでも、自分の体から音楽が奏でられるならば嬉しいです!甘んじて受け入れます!さあ、ボノレノフさん手伝ってください!私の体に穴を空けてください!さあさあさあ!!」
「……頼むから止めてくれ。」
.