ちゃいるど!!

□新しい世界と私
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ここはどこなのだろう…

ふと目を覚まし、視界に入ってきた光景は使い慣れた自室の机でもなければ図書館でもなければ、自室のベッドでもない

いやむしろ何この開放感

お世辞でも綺麗と呼べない空が私の視界に入ってくるではないか

そして段々と感覚を取り戻した私の身体が一番最初に反応したのは…


『っ〜!?!』


どこ彼処もが悲鳴をあげる程の痛みと悪臭

痛い痛い痛い痛い痛い!頭の中はただそれだけだと思ったら、冷静に現状を解析しようとしている自分を褒め称えたいくらいだ

そう、私はいつもの図書館に行って、本を読んでいたのではないか
そして目が疲れて、目を閉じて開けたらこの状況

そういえばいつもの図書館とは…?
まず私の自室とは?
………私は誰だ?
あぁあぁ、ダメだ、考えても無駄だ。とにかく現状把握をしなければ何も解決しない。

痛みにも先ほどより慣れ、とにかく起き上がり周りを見れば…


『ゴミ山…?』


ちょっと待て、ゴミ山とはなんだゴミ山とは。私はそんなゴミ山に捨てられるような人生を歩んでいないぞ………たぶん。

ダメだ、また混乱だ。身体も頭も痛い。
とにかく歩いて、人に話を聞くのが先決だ。…人が居るかわからないが。

泣く泣く立ち上がりまた思考停止。
なんか地面との距離が近いような…
恐る恐る身体を見て、見なければ良かったと盛大な後悔。
混乱を通り越して、から笑いが出てくるくらいだ。
なるほどなるほど、私は今何が起きても混乱してはいけないようだ。

空を見上げながら笑う私は、他人から見ればただの可哀想な人だろう。だが同情するなら現状打破してくれ。


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