BOOK

□幼なじみ <Hなオハナシより> 完
1ページ/5ページ



いつもと同じ朝

着慣れた制服に腕を通す
朝食を食べ玄関から出るると

「おっす!」


いつもの君がいる



「おめーはいつも準備遅いよなー。ちんたらしてねぇでもっと早くしろよー」

『別に待っててくれなんて誰もたのんでないしー』

「っんだよー、かわいくねぇな」



私、成瀬美樹の隣で朝から文句ばっか言ってるのは、神崎駿
生まれた頃からずっと一緒の幼なじみ



いつもあたりまえのように
一緒に登校し、帰りも一緒に帰る
別に特別な感情なんかない。
どちらかといえば仲のいい兄弟、そんな感じ

それは駿もきっと同じだと思う。
容姿端麗、成績優秀、おまけに長身で運動神経抜群の駿はとにかくモテる。
それなのに、駿は彼女を作らない、だからって別に彼女を作らないで女と遊びまくっているってわけでもない。
興味がない、そんな感じ


.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ