BOOK
□モデル <Hなオハナシより> 完
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あたし井上莉奈!
高校二年生!
顔はまぁ…
中の上くらい!
でもスタイルには
自信あるんだっ!笑
今日は彼氏の優太と
久しぶりのデート///
映画を見に来ていた
「莉奈〜どれにする?」
『ん〜どれにしよっ?あれもいいなー…でもやっぱりこっちもいいなー…迷うーッ!』
「クスッ…莉奈かわいー」
そんなことを言われて
赤面してしまうあたし
結局映画はアクションにした
「莉奈なんか食べる?」
『ポップコーン!!』
「はいはい、莉奈はいつも元気だね笑。ちょっと買ってくるから座って待ってろ」
『はーい!』
「いいこいいこ」
そういって私の頭を撫で
優太は席を立った
やっぱり優太は
やさしいなぁ〜…
なんて一人でニマニマしてると
「あのー…ちょっといいですか?」
いきなり声をかけられた
『はい?なんですか?』
そう言って振り向くと
お洒落なサラリーマン風の
男の人が立っていた
「えっとわたくし〇〇事務所の坂井といいます。いきなりで失礼かと思うんですが…モデルになってみません?」
『えっ!私がですかっ?なんで私なんか…?』
「いやだって顔もかわいいですし、スタイルだっていいですし、なにより明るくて元気だからですよ。」
そういって坂井さんは
ニッコリ笑った
『やります!やらせてください!』
私はもちろんOKの返事をした
「そうですか!じゃぁ明日軽く説明と練習撮りをするのでお待ちしています。」
『わかりました!がんばります!』
私は嬉しくて気付かなかった…
このとき坂井さんが不敵な笑みを
浮かべていたことに…
しばらくして優太が
もどってきた
「ほいっポップコーン!」
『ありがとう!』
「なんか莉奈…ニマニマしてるけどどしたの?」
…―
そうだ…優太には内緒にしとこ!そんでびっくりさせよっ!
『な、なんでもないよ!優太と久しぶりに会えたのが嬉しいからさっ!』
「嬉しいこといってくれんじゃん//」
そういって優太は
あたしの頭を優しく撫でる
あたしは幸せに浸っていた
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