徒然
□木漏れ灯のような日
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この日を俺たちは忘れないだろう。
だけど、大切なのは今なんだ・・・。
side露草
最初アイツに対して思ったことは、今では思い出せないくらい薄いものだった。
少しだけまともで・自分より俺を心配する変な奴・・・偽善者かとも思った。
今でも偽善者という点を抜かせば平八への考えはほぼ変わらない。
アイツは馬鹿で間抜けで、でも人間には珍しいどうしようもなく優しい良い奴だって・・・対していない俺にだって分かる。
でも、俺に分かるくらいだから・・・他の奴はもっと分かるわけで・・・
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