陰陽のディーオ

□7章 それぞれの部屋で
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フォルテ視点



「まずは、フォルテの部屋だね」

そっか、まずアタシの部屋からか。うん、そうよね。
部屋についたアタシとアデレイドはリゼルを見送り、まぁ…アタシはリゼルに手を振ってドアを開ける。

「はいよーと。どうぞ、アデレイド」
「お邪魔するよ」

アデレイドが入ると、アタシも中に入り、ドアを閉める。
うわー、客人を自分の部屋に入れるなんて初めてー!
ここの人達なら結構、部屋に入れたりしてるけど。あ、飲み物とお菓子用意しなきゃ。

「ホント、いきなり悪いわね。これからよろしく」
「うん、よろしく。気にしなくていいわ。ゆっくり、寛いで。さてと、飲み物用意するから、そこのソファにでも座ってて。あ、飲み物、何がいい? コーヒーに紅茶、緑茶、何でもあるんだけど……」

選択肢、多いわね。
みんな、任務帰りとかにお土産買ってくるから……頑張って無くそうとしても、増える一方なのよねー。
うん。今度は違うお土産にしてもらおうかしら。て、今はそんな事考えてる場合じゃないって!
何かアデレイドが言いたそうなんだけれど……多い理由聞かれたら、話そう。
自分から言うの面倒だし、あはは。

「あら、悪いわね。じゃあ、紅茶を・・・ストレートでいただける?銘柄は任せるわ。」

紅茶のストレートね。紅茶、どれにしよう。
ここは普通に……うん、そうしよう。凝ってるのより、馴染みがある方がいいわね。
うん、そうしよう。自分はどうしようか。ミルクティーでいいか。
茶葉があって、ミルクに合うのが見つかったらにしよう。なかったら、彼女と同じのにしよう。

「分かったわ―。ちょっと待っててね。すぐ用意するから」

部屋に小さいけど、キッチンあるのはいいわよね。後、冷蔵庫があるのも。
しっかり考えてくれるなんて、オルガさん流石ね。キッチンといっても、お湯沸かすためのとか、流し台がある程度なんだけど。
食堂あるから、そっちでご飯は食べるし。
アタシはキッチンに向かう途中で、お菓子を出してない事に気付き、冷蔵庫へと歩く。
中からクッキーを取り出す。
そういえば、昨日貰ったんだっけ。そんなに甘くもないし、大丈夫かな。出しとこう。

「あ、このお菓子食べてて。美味しいわよ……甘いの苦手なら、無理しないでね? そんなにこれ、甘くないから大丈夫とは思うけど……」

テーブルに置き、アデレイドに言う。

「お気遣いありがとう、甘いのも好きよ。まぁ、砂糖の塊みたいなやつはゴメンだけどね」

笑みを見せるアデレイドにこっちも笑顔を浮かべ、再びキッチンに向かう。
と、いうか……流石に砂糖の塊はアタシも無理よ。かなりの甘党さんなら食べそうだけど。アタシの周りには、いないわね。
超甘党さんは。いたら、ちょっとひくかも……
考えるのやめやめ。紅茶淹れなきゃ。あ、いいのあったじゃない。
よし、これにしよう。
さって、淹れるかなー。待たせるのも悪いしね。






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