Novel
□一冬の恋
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お気に入りのコートを着て
玄関を飛び出した。
吐く息も、自分の足元でさえも真っ白。
でも、手や顔は真っ赤。
そう、今は冬。
そして今だけが、冬。
冬は寒いけれど
夏ほどに長くない。
『一冬の恋』
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