Poem
□「未分類なものたち」
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「猫」
小さくてふわふわした真っ白な猫が
小さく鳴きながら家の庭をかけて行った。
最近よく来る、綺麗な野良猫。
その後をゆっくり追うようにして
少し大きい真っ白な猫が低い声で鳴きながら歩いていった。
この、少し大きめで、でもやせ細った白猫は
数日前に、自分の子を交通事故で亡くした。
自分と同じような、ストレートな毛並みで
小さな、愛らしい歩みが印象的な猫だった。
そのやせ細った母猫は、ふわふわした毛並みの子が
一匹でいることに気がついたのだろう。
最近、いつも一緒に、庭に現れるようになった。
2匹とも声を掛け合いながら、じゃれあうように
家の庭を横切っていく。
私はそれを家の窓からぼうっと眺め
白い涙を一雫、零した。
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2007.7.27
これは完全書き下ろしです。
事実なんですよね、うん、全部ではないけど。。
なんとなく、Blackに書くほどでもないので
あえての未分類。。
一雫の涙は、なぜ白いのか……ここを書かなかったのが
私の唯一の技術です笑