■モンスターファーム物語
□第一話 はじまりの出会い
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ここはモンスターと人間が共存する世界『アーランディア』
これは、そのアーランディアに住む人々の中の『モンスターブリーダー』と呼ばれる者と、そのブリーダーと共に暮らす『モンスター』達にスポットをあてた、笑いあり、涙あり、おバカありのちょっと不思議なお話である。
さて、お話に入る前に、ここで少しモンスターブリーダーと呼ばれる者達について説明しておこう。
めんどうなのは承知だが、耳の穴をかっぽじってよく聞いて欲しい。
モンスターブリーダーとは、『ファーム』と呼ばれるモンスター専用の牧場で、モンスター達を飼育している者達のことだ。
そのファームのことを、人々は『モンスターファーム』と呼んでいる。
そのまんまなネーミングだが、なーに気にすることはない。
そして、ブリーダー達はそこで育てたモンスター達を大会に出し、賞金を得ることで生計をたてている。
ちなみに育てるモンスターの入手方法だが…
これには色々と手段がある。
まず一つは、ノラモンと呼ばれる野生のモンスターを捕まえること。
この方法は初心者にはあまりにも危険すぎるので、私はあまりオススメできない。
なぜならノラモンには、人間を激しく恨んでいる者もいるからだ。こういうヤツはこちらの話を全く耳に入れない。
やっかいなやつらだ。まぁ私は…モンスターに恨まれるようなことは、断じて!していないから大丈夫だが…多分。